「別荘のリビングはどうすれば良いのかな」
「どれくらいの面積が必要?」
「リビングに必要なものは何? テレビとか要らないかな」
自宅でもそうだけど,リビングって,住宅で一番くつろぐ場所ですよね。別荘は,「癒しの場所」なので,リビングには,なおさらこだわりを持って設計したいところです。「自宅のリビングは,ちょっと手狭なので,別荘のリビングは,思い切って,大胆で広くしたいなぁ」,「天井を高くしたり,絶対に薪ストーブを設置したい」,「キッチンとの動線はどのようにすれば良いのだろう」
・・・などと,あなたは,別荘のリビングの設計に悩んでいませんか?
そこで,この記事では,全くの素人で,実際に「わがまま別荘」を建設したサラリーマンである “わが坊” が,体験談に基づいて,“まま子” と一緒に解説します。
本記事を最後まで読めば「別荘の理想的なリビングの設計」が何であるのか理解できます。

別荘のリビングと自宅のリビングは,どう違うのかな?



別荘は「非日常的な生活」が真骨頂。
リビングも自分の好きなように考えよう。
- リビングをどのような場所にするのか
- リビングの位置,方角,広さ・・・
- リビングに必要なもの
リビングをどのような場所にするのか





どんなリビングが良いのかしら?



まずリビングで何をするのか,考えてみることが大切だ。
リビングに対する考え
自宅と違い,別荘の間取りは別荘らしく大胆で非日常的な間取りがお薦めです。とは言っても,あまり奇をてらうものでは使い勝手が悪くなります。一般の住宅と同様に,別荘でも玄関から始まり,リビング,キッチン,寝室,客室,趣味の部屋(書斎,作業部屋),パウダールーム,浴室,トイレ,テラス(デッキ),ロフト(屋根裏部屋)などが考えられます。
その中で,リビングは,別荘で一番長い時間を過ごす癒しのためのメインの場所です。別荘を建てるのは,このリビングで過ごすためと言っても良いかもしれません。そのためできる限り広い空間を確保します。また,せっかくの広い空間を無駄にしないために,あまりモノは置かないようにします。ソファーは必須ですが,ダイニングテーブルを置くと,いきおい部屋が格段に狭く感じられてしまいます。そこで,お薦めなのがダイニングテーブルを置かずに,キッチンをカウンターテーブルにすることです。これは別荘を利用する人数にもよりますが,頻繁に客を招くわけでなく,家族で過ごすだけなら,4人くらいはL字型のカウンターで十分です。料理の配膳,片付けにも好都合です。また,カウンターと言っても,バーのカウンターのように奥行きが狭いものではなく700mm程度の奥行きを持たせると,カウンターと言っても立派なダイニングテーブルになります。もちろん,折りたたみのできる4人掛けのテーブルなどもあるので,来客があれば,必要に応じてこれをリビングに広げて使用すれば良いです。また,言うまでもなく,リビングは一番見晴らしの良い場所に大きく解放された窓を設け,別荘地ならではのパノラマ風景を満喫できる間取りにするのがベストと言えるでしょう。
更にリビングには,是非,薪ストーブを設置しましょう。薪ストーブは,リビングの最大のインテリアになります。後壁面や炉台を天然石などで化粧し,壁面を間接照明で照らすようにすると素敵です。いずれにしろ,リビングは,無駄に大きな設備は入れないで空間を楽しむ方が良く,個人的には,テレビやマッサージチェアなども不要と思います。もちろん,「癒しのための場所」という考えが基本となるので,テレビが好きな人は,超大型のテレビを設置するなど,個人のお好みで自由に考えるのも良いでしょう。要は自分にとって最適な空間が別荘のリビングなのです。
和室のリビングもあり





最近では平屋の「和テイストの別荘」が人気みたいだけど・・・



和風の別荘のリビング(居間)もマッタリするには最適だよね。
和のリビングの良さとは
京都や鎌倉などの古都に行くと,自然と調和した日本建築の素晴らしさに改めて気づきます。理路整然とした無機質な西洋建築にはない温かみが感じられ,日本人で良かったと思うひとときです。
一般的な瀟洒(しょうしゃ)な西洋風の別荘ではなく,平屋の純和風な和テイストの別荘も落ち着きがあって良いものです。庭に池を作って錦鯉(ニシキゴイ)を飼ったり,灯篭(とうろう)を置いたり,鹿威し(ししおどし)や水琴窟(すいきんくつ)を作るほどではないが,ちょっとした茶室もどきの部屋を作ったり,蹲(つくばい)を庭に何気なく置くのも風情があります。かと言って,あまり本格的すぎるのも何となく気が引けるので,こじんまりとした和風の別荘というのは,趣きがあり,憧れの的と言えます。特に,畳(たたみ)は,最近の新築マンションなどではほとんど見られなくなってしまったが,自宅以外の別荘であるならば,思い切って純和風なテイストにしてみるのも良いかもしれませんね。




リビングの位置,方角,広さ・・・





リビングの位置や方角,広さなどで,
良い考えとかはあるのかしら?



別荘で一番過ごす時間が長くなる「癒しの場所」と捉えれば,おのずと答えは出てくるよね。
リビングの位置と方角
既に答えは出ているけど,リビングは,別荘で一番長い時間を過ごす癒しのためのメインの場所なので,敷地内で最も良い条件の位置に作るべきだよ。1階でも2階でも良いけど,その別荘地で最も景色の良い位置,別荘地ならではの景観が一番見応えのする位置にあるべきだね。例えば,海が目の前に広がっているなら海が一番綺麗に見える位置,その地域でメインの山が目の前にあるなら,山が正面に見えるような位置にリビングを設置すると,その景色を独り占めできるというわけですね。ただし,こうしたリビングの位置も,そもそも別荘地がどのような土地であるかに依存してきます。
方角も大事で,朝はリビングに陽が差すけど,午後になると全く陽が当たらないというのでは,冬は寒いリビングとなってしまいます。基本的にリビングは南向きにするのは,どんな家だろうと常套手段ですね。ただし,先ほどの位置と同様,土地で決まってしまう要素が大きいので,別荘地がどのような土地であるかを見極めることが大切です。わが坊の場合は,別荘を建てるに際して,工務店さんに鉄パイプでヤグラを組んでもらい,リビングにする予定の2階の高さの場所から,実際の⚪︎山の様子を確認して,リビングの位置と方角を決めました。こうすれば,別荘が完成して,実際にリビングから見る景色もそのまま再現されます。
リビングの広さ
最初に結論をいうと,リビングの広さは最低でも20畳は欲しいところです。何度も言いますが,別荘で一番長い時間を過ごし,最も癒しを感じる場所がリビングなので,せっかくの別荘を建設しても,リビングが手狭まなのは良くありません。キッチンと一体化したものでも構わないので,キッチンと合わせて20畳でも良いでしょう。また,この後述べることですが,別荘の最大の醍醐味は,何と言っても「薪(まき)ストーブ」なので,リビングに薪ストーブを設置するとなると,どうしても20畳くらいは必要になります。
わが坊の場合は,このリビングとウッドデッキに力を入れたかったので,その分,寝室はベットではなく,布団にしています。このように,メリハリをつけることで,限られた資金も有効に活用することができます。要は,どこに価値を見出すか,どこにお金をかけるかということです。
リビングに必要なもの





リビングに必要なものと言ったら・・・
ソファーにテーブルなどの家具,あとは何かしら?



家具だけでなく,いろいろと設置するものも必要だよ。
好きなように自由に
リビングは,自宅と同様,くつろぐ家具としてはソファーが真っ先に浮かびますね。床がフローリングならば,絨毯(じゅうたん)マットも必要になります。その他に,ダイニングも兼ねるのなら,ダイニングテーブルと椅子も必要になります。リビングをどのように利用するかにもよりますが,わが坊は,リビングには極力物を置かずに,広く使いたい派なので,テレビやマッサージチェアーも不要としています。自宅のリビングと違って,できるだけ生活感を出さないようにするのが,別荘のリビングの使い方です。
その上で,家具ではなくリビングに必要なものといえば,何と言っても「薪ストーブ」です。薪ストーブについては,別のブログで,なぜ別荘に薪ストーブが必須なのか,その魅力と効果について説明していますので,ぜひそちらをご覧下さい。ここでは絶対に必要であるとだけ述べておきます。また,薪ストーブに付随して,天井にシーリングファンも必要です。シーリングファンとは,よくホテルやレストランなどの天井に設置されている大きな扇風機のようなファンです。室内の空気を循環させる働きがあり,夏は右回転の上昇気流でクーラーの冷気を,冬は左回転の下降気流で薪ストーブの暖気を隅々まで攪拌し,20畳ものリビングを快適にしてくれます。
そのほか,お好みで,大型テレビ,ステレオ音響システム,映画鑑賞用にスクリーンとプロジェクター,マッサージチェアーなどを設置しても良いでしょう。個人でミニシアターで映画鑑賞を楽しむのも良し,隣の別荘との距離が離れていれば,楽器演奏をするも良し,カラオケ装置を設置して,朝から大声を張り上げても,誰も文句は言いませんよ・・・。
まとめ


リビングは,別荘で一番長い時間を過ごす「癒しの空間」,「別荘でのメインの場所」です。リビングとは,自分にとってどんな場所なのかをしっかりと認識した上で,(1)リビングをどのような場所にするのか,(2)リビングの位置,方角,広さ,(3)リビングに必要なもの についてよく考えることが大切です。
自分だけの「わがまま別荘ライフ」を満喫するのであれば,リビングについても,他人がとやかく言ってもあまり意味がありませんが,何と言ってもわが坊のおススメは,とにかくリビングには「薪ストーブ」の設置です。皆さんもダマされたと思って,まずは薪ストーブのある別荘を見学したり,薪ストーブ業者さんを訪ねたりして,薪ストーブのあるリビングの素晴らしさを体験してみて下さいね。
コメント