別荘にデッキが必要な理由

「別荘では野外のデッキでBBQしたり,コーヒーを飲んだりしたい」

「直接に,部屋から出る方法はあるのかな?」

「デッキの他に何か良い方法はあるの?」

・・・などと,別荘に必須のデッキについて,あなたは悩んでいませんか?

そこで,この記事では,全くの素人で,実際に「わがまま別荘」を建設したサラリーマンである “わが坊” が,体験談に基づいて,“まま子” と一緒に解説します。

本記事を最後まで読めば「別荘にデッキが必要な理由」が何であるのか理解できます。

まま子

別荘にはデッキが必要なの?

わが坊

わがまま別荘ライフを満喫するには必須条件だね。

  • 別荘にはデッキが必須
  • ウッドデッキの絶妙な心地良さ
  • お風呂に直結のバスデッキ
目次

別荘にはデッキが必須

まま子

デッキって,具体的にどういう場所のことかしら?

わが坊

デッキ,ベランダ,テラスなど,似たような言葉がたくさんあるよ。

家の外と内をつなぐ空間

 わが坊の自宅はマンションですが,マンションは庭が無いので,玄関を除けば,リビングからベランダに出ることが「外とのつながり」を感じる唯一の場所になります。一般的に,マンションのベランダはそんなに広くはないですが,洗濯物を干したり,プランターで花を植えたりすることくらいはできますね。また,最近はマンションの管理組合の規制が厳しいようですが,昔は「蛍族」といって,ベランダでタバコを吸うオジサンが良く居たみたいです。一戸建ての住宅の場合は,すぐに庭に出られますが,昔の家では「縁側(えんがわ)」があって,「家の外と内をつなぐ」ほど良い空間が,憩いの場としてありました。

 別荘にも,このように玄関から外に出なくても,野外を感じられる憩いの場所があると嬉しいですね。その希望を叶えてくれるのがデッキになります。ところで,わが坊の自宅マンションは,ベランダの他に「バルコニー」という場所があります。ベランダ,デッキ,バルコニーと,似ているようで,どこが違うのか,わからない言葉が出てきました。詳しくは次の項目で説明しますが,いずれにしろ,別荘でもこのような「家の外と内をつなぐ空間」は部屋以上にとても重要です。

 こうした空間では,具体的に,マンションのベランダのように,洗濯物を干したり,植物を育てたり,ペットの遊び場にしても良いですし,別荘では,BBQ(バーベキュー)をしたりタープを張って日陰で読書をしたり簡易プールで子供が水遊びをすることもできます。ハンモックを吊るすこともできますね。このように,別荘では,野外の大自然を家の中から直接に感じ取ることができる空間を手に入れることができるのです。ちなみに,わが坊の自宅マンションのバルコニーは,階下の住人の部屋の屋上(屋根の上)にあたるので,こうしたバルコニーは,通常「ルーフバルコニー」と呼ばれています。どんなものか写真を挙げておきますね。

 

デッキとは何か

「家の外と内をつなぐ空間」の重要性はわかって頂けたと思いますが,前項で出てきた似たような言葉を整理しておきましょう。

 まず,今回,わがまま別荘で紹介する「デッキ」についてです。デッキとは,屋外に地面より少し高いところに設置した床のことです。厳密には室内の延長といっても良い場所です。イメージが沸きにくいと思いますので,写真で示しますね。下の写真のように,部屋から直接外に出られるようなつくりになっています。

次はテラスです。テラスという言葉も良く聞くと思いますが,喫茶店で野外にテーブルと椅子が置いてある場所がテラスです。テラスは,建物から突き出して作られた空間のことで,厳密には庭に当たります。地面と同じか,地面よりやや高い場所になります。ではベランダはどうでしょう。マンションのベランダを思い浮かべると良いですが,ベランダは,建物の外壁からせり出している場所のことで,一般には屋根があります。屋根がないと洗濯物が濡れてしまいますよね。最後はバルコニーですが,簡単に言うとベランダで屋根がないもので,正確には,階下の屋根の上にある屋根なしスペースのことをいいます。わが坊のマンションのバルコニーは,ルーフバルコニーと呼ばれているものです。最後にもう一つ。西洋の公園などでは,よくガゼボと言われる小さな建物があります。ガゼボ(gazebo)は休憩用や装飾用に庭に置かれる構造物で,日本でいう東屋(あずまや)のような感じです。広い庭のある別荘では,庭にガゼボを設置しているお宅もたまに見受けられます。

デッキ(Deck)屋外に地面より少し高いところに設置した床,厳密には室内の延長。
テラス(Terrace)建物から突き出して作られた空間,厳密には庭の延長。
ベランダ(Veranda)建物の外壁からせり出している場所のことで,一般には屋根がある。
バルコニー(Balcony)ベランダで屋根が無いのがバルコニー。
マンションのルーフバルコニーとは,階下の屋根の上にある屋根なしスペースのこと。

 

デッキの利用方法

 デッキでできることはたくさんありますが,ザッとあげると以下のようなものが挙げられます。

ウッドデッキの絶妙な心地良さ

まま子

ウッド(木の)デッキって,落ち着く感じね。

わが坊

木のぬくもりが心地良いんだよね。

10畳の広さのメインデッキ

 わがまま別荘には2つのデッキを設けました。一つは10畳ほどの広さがある東と南に面したメインのウッドデッキで,もう一つはバスルーム(浴室)から直接に野外に出られる6畳のバスデッキです。この項目では,10畳のメインのウッドデッキについて説明します。別荘でのデッキの重要性は,これまで繰り返し述べてきましたが,その醍醐味は何といっても室内からすぐに出て,野外と一体化できるところです。当該のウッドデッキは,リビングに直結したキッチンの横の東側のドアを開けるとすぐに出られ,また寝室の南側のサッシを開けても出られるという場所に作られています。これは設計事務所の設計士さんの腕の見せ所です。真冬の寒い時期はちょっと無理ですが,春から秋までは,少しでも陽射しがあれば,お茶や食事はいつもウッドデッキを使用したくなります。キッチンから直結しているところが最大のポイントと言えます。

 また,このウッドデッキには,船舶ライトの照明とスポットライトの照明の2つが設置されているので,夜でもBBQを手軽に行うことができるのも便利です。東と南の2方向がオープンになっているので,陽射しもあり,春や秋は昼間に日向ぼっこをしたり,夏はタープを張って日陰を作りサマーベッドでうたた寝したりすることも容易にできます。周りは全て木立で囲まれ,更に地上高2mの高さで,外部からは全く見えない死角となっているので,子どもたちが裸でプール遊びをしていようと全く心配は不要です。もちろん,裸足で歩き回ることもできますよ。

 

資材はセランガンバツ

 高原などの別荘地は,標高が高いため紫外線を強く感じます。強い紫外線が人間の皮膚に悪影響を及ぼすことはご存知かと思いますが,人体だけではなく,別荘の建物にも少なからぬ影響を及ぼします。特に,木材は紫外線によって劣化が著しく進展し,数年で色の変化が大きく変わります。木材を主体とするウッドデッキは,その影響をもろに受けることになります。したがって,数年ごとにキシラデコールなどの木材保護塗料を塗る必要があります。

 数年に1回,木材保護塗料を塗るのは当然ですが,前提として,最初から劣化を抑えた強固な木材でウッドデッキを作る必要があります。別荘地は,山や海の近くにあることが大半なので,夏の強い紫外線,冬の雪,強い雨風,塩害(海の近く)など,都会の住宅地より,様々な自然の影響を受けます。安易に,日本のスギ,ヒノキなどの安い木材でデッキを作ると,数年でダメになることもあります。したがって,デッキを長期にわたって使用するためには,外国産の強固な木材を選ぶことが非常に重要になります。

 一般的に,強固な木材は,固くて目が詰まった「ハードウッド」と言われる木材で,多くはインドネシアやマレーシアなどの東南アジアと、ブラジルなどの南米のアマゾンが原産です。耐久性は20年以上のものが多く,別荘のウッドデッキは基本的にはハードウッドから選びます。ただし,「ソフトウッド」でも良い品質ものが流通しており,別荘地の気候条件や予算などを考えて選択すると良いでしょう。わが坊のわがまま別荘では,「セランガンバツ」をチョイスしました。

ハードウッドウリンクスノキ科の常緑広葉樹。重く硬い木材で,アイアンウッドとも呼ばれ,耐久年度は30年もある最強の木材。やや高価。
イペアマゾン原産のノウゼンカズラ科の広葉樹。耐久性・耐水性に優れ濃褐色。ウリンの代替品として人気。
セランガンバツフタバガキ科の常緑広葉樹。
耐久性・耐水性に優れ,コストパフォーマンスが良い。ウリンに比べて加工しやすい。流通量が多く求めやすい。
アマゾンジャラアカテツ科の広葉樹。防腐性・防虫性が高い。シロアリに強いとされる。赤褐色で独特な色合い,ささくれが出やすい。
ソフトウッドサイプレスヒノキ科の針葉樹。黄褐色で加工がしやすい。耐久性はやや弱い。

 ウッドデッキの木材は,ハードウッドを選んでも20数年程度が限界で,しかも,数年ごとに防腐剤などのメンテナンスが必要になります。そこで,手間を省くのであれば,実は人工木材という選択肢もあります。公園や桟橋などでは結構使われていますね。人工木材は,樹脂(プラスチック)と木粉を混ぜ合わせて作った材料です。 天然の木材と比べると,腐食や色褪せ,ささくれ等が少ないという性質があり,加工も簡単なので,天然木に代わるデッキの材料として脚光を浴びています。しかし,見た目も天然の木材とほとんど変わりません。しかし,あくまで樹脂製なので,裸足で歩いた時の肌触り,特に,夏の暑い日には,熱を帯びるので裸足では歩けないほど高温になります。その一方で,腐食はしないので,冬の間,雪に覆われる豪雪地帯の別荘でも,天然木のデッキよりは,はるかに長期間でも,破損しません。ただし,人工木の費用は結構高めです。こうしたことを考えて,デッキは,やはり天然木のウッドデッキがお薦めです。

お風呂に直結のバスデッキ

まま子

わがまま別荘では,お風呂からもデッキに行けるのね。

わが坊

風呂に入りながら,デッキに出てビールを飲むのは最高です(飲み過ぎに注意です!)

お風呂から直結のデッキで楽しむ

 バスデッキは風呂から直接出られるというだけではなく,実はパウダールーム(洗面室)からも直結していて,パウダールームからも出られます。風呂の前は屋根はないがパウダールームの上には屋根があります。また,西側は玄関に面していて,玄関のドアを開けると東面がバスデッキのハメ殺しの一面ガラスを通して前面に見えるようになっています。またバスデッキ前には,ササが群生しており,その下は斜面なので,人から覗かれる心配は皆無です。このように,わがまま別荘では,解放感溢れる仕掛けとして,2つ目のデッキがあります。これも設計士さんの優れたアイディアですね。

 バスデッキは3畳ほどですが,木材ではなく,バスルームの外壁と合わせて,タイル張りにしています。バスルームからも水を流せますし,半分は屋根があるので,天候が微妙であれば,ウッドデッキではなく,このバスデッキでBBQをすることもできます。さらに,屋根の部分には大きく張り出した梁(はり)があるので,ここにハンモックを吊るすこともできます。このように,デッキが2つあると,用途やシーンに合わせて,「家の外と内を繋ぐ空間」をフルに楽しむことができます。

まとめ

「別荘にデッキが必要な理由」とは,ズバリ「家の外と内をつなぐ空間」の重要性です。わがまま別荘ライフを満喫しようと思ったら,絶対にデッキは必須条件です。今回は,そのデッキについて,わがまま別荘の具体例を上げて,以下の3つについて説明しました。

・別荘にはデッキが必須
・ウッドデッキの絶妙な心地良さ
・お風呂に直結のバスデッキ

 この中でも特に重要なのが,「ウッドデッキの絶妙な心地良さ」についてであり,そのメリットを十分に理解して欲しいですね。デッキをつくれば,もちろん,そのぶん費用も掛かってしまいますが,そのメリットは計り知れないし,デッキを十分に使いこなせてこそ,別荘ライフの素晴らしさが認識できると思います。

 バスデッキまで作るというのは,オプションとしてですが,まずはメインのウッドデッキを,どこかの部屋,特にリビングから直結して設置できると楽しみがうんと広がります。何といっても,「自分の別荘」を所持するということ自体が別荘ライフの醍醐味であり,自分名義の別荘で,自分の好きなように思いっきりわがままな別荘ライフを満喫する,そこに意義を見出すのが「わがままで快適な別荘ライフ」です。皆さんも素敵な別荘ライフを始めてみませんか。

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